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2008年10月02日

裁判官の人情お言葉集

 30万部を超える大ベストセラーとなった「裁判官の爆笑お言葉集」の続編にして、司法ライター長嶺超輝さんの最新作、「裁判官の人情お言葉集」(幻冬舎新書)が発売されました。

 裁判官のお言葉は前作に負けず劣らずインパクトあるものばかりです。被告人への励ましはもちろん、反省なき巨悪への怒り、当事者の境遇を想っての悲しみ、うまいこと言ったダジャレ、懲りないドロボーへの呆れ、法の壁との狭間で苦しんでの一言など、名言・迷言がつまっています。

 今回は、前作「爆笑」の見開き2ページでお言葉&解説1つというスタイルを飛び出して、お言葉1つに解説4ページ、お言葉2つまとめて紹介などなど、工夫を凝らした「濃い」内容となっています。スタートの迫る裁判員制度の解説や、司法制度・裁判所への提言など、深い内容がつまっているのが前作と違うところです。
 気まぐれに好きなページから読むのもよし、最初のページからじっくり読みすすめるもよし、通勤のおともに、ごろ寝のついでに、女の子に自慢するためのウンチク探しに、お気軽に手に取ってくださいませ。



 私は、著者の長嶺さんとは、当ブログを通じて知り合った友人で、このブログ上(コメント欄)で直々に誘われまして、協力(お言葉の発掘)および寄稿(第3章)させていただきました。

 どのぐらい役に立ったのかと思って、自分勝手ながら協力指数(=私が発掘して掲載されたお言葉数÷掲載された全お言葉数)を計算しようとしたのですが、パソコンのファイルが整理されておらず、どのお言葉を自分が発掘したのか分からなくて、さっぱり計算できませんでした。

 寄稿に関しましては、面白いと感じていただければ幸いなのですが、それはひとえに、暖かく見守ってくださいました、長嶺さんと編集者のおかげです。慣れない作業とはいえ、私は不手際を連発して、迷惑ばかりかけてしまいました。恥ずかしい……。

 さて、本で表現するという貴重な体験をさせていただきましたので、慣れないのですが、今回ぐらいはいいだろうと思いまして、カッコつけた文章を書いてみました。
 次の文章は、公式の発売日である9月30日に、私が記したものです。
↓↓↓↓↓

 雨は、しとしと降っています。出かけようと思えば出かけられる程度の天候です。
 今日は平成20年9月30日。私が協力・寄稿させていただいた「裁判官の人情お言葉集」(長嶺超輝・幻冬舎新書)の発売日です。

 amazon.co.jpのレビューはまだ投稿されていません。いつか、堰を切ったように、たくさんの投稿が出てくると思います。30万部を超えるベストセラーの続編です。大変注目されている本であることは間違いありません。
 すでに全国の書店に、この本はたくさん平積みされているはずで、もう仕事上では、私の管轄を離れて、別の人々(出版社〜運送〜問屋〜書店)に売り上げはゆだねられているのです。

 今朝、家族がこんな言葉をかけてくれました。
「今日は誕生日みたいな日だね」

 今になってハッとしました。

 自分の文章が全国の書店に並ぶということは、何かが変ってしまうことなのかもしれません。私が記した情報は、今までよりもずっと多くの人々の目に触れ、もしかしたら引用され、見知らぬ誰かに影響を与えるかもしれません。

 ダラダラながらも日々を生きている私は、少しずつ変化(少なくとも老化する)を続け、何年後かには「こんなくだらないことよく書いたなあ。間違ってたなあ」なんて思うかもしれません。
 生きている人間は不安定なものだと言えます。

 書店に積まれ、何人かの人々の本棚に並び、あまたのブックオフにて取引され、多くの図書館に収蔵された文章は、事実誤認や敗訴などの例外を除いて、いつまでも変わることがありません。
 書籍に掲載された文章は安定したものだと言えます。

 この本には、昨年から今年中盤にかけての私が記したことが、長く残ります(私の文章が人々の記憶に残ればの話ではありますが)。今まで全く裁判に(もちろん私にも)興味のなかった人々が目にする可能性が高くなります。
 すると、私という不安定なものは変化を続けているのに、この本を手に取った人にとっては、平成19年〜20年夏ごろにかけて私が記した文章が私のイメージに違いないという現象が起こります。

 これは、一瞬を切り取る写真とは違って、時間と私の脳をつまみ食いするように切り取っており、結果的に書籍というものは、目に見えない部分において、ピカソの絵のように複雑な構造となっています。

 きっと、書店に文章が並ぶことで、今日という一日は、私の想像を超える変化が起きているのだと思います。

 人が歳をとる「誕生日」は、変化を続ける人間にとって、便宜上の区切りとなるものです。現実の変化に合わせて肩書きを変化させていくようなものです。

 一方、今日という日は、私にとって、現実に大きな変化が起きている一日であり、良くも悪くも取り返しのつかないものだと思いました。それでいて、どんな変化が起きてしまったのか、私にはまるっきり分からないのです。

 出版について考えていたら、宇宙の時間が止まってしまい、自分だけが動いているような錯覚を覚えました。それはもちろん寝言で、しとしと降っていた雨は、これを書いている間に3回ほど数分にわたって強く降り、今はまたしとしと降っています。
(平成20年9月30日 午後1時30分頃)

↑↑↑↑↑
 上記の文章を書いて、それなりに満足をしていましたが、こんな風に部屋で考え続けるのはバカバカしくなってきました。

「もう文章は世に出てしまったのだ。いまさら文章を書いていても売り上げは伸びない。今こそ筆を置いて外へ出るのだ!!!」

 私は電車に乗りました。大型書店へ行くのです。売り上げアップの秘策を思いついたのです。
 とはいえ、びびっているのも事実。私は、電車のすみで小さくなって、早まる鼓動に苦しんでいました。顔から汗がボタボタ落ちて、電車の床を濡らしました。雨の日でよかった。今日なら目立たないでしょう。

 電車を降り、この地方で一番の駅ビルを登り、目的の書店へとたどり着きました。果たしてどのように置いてあるのだろうか? いや、置いてなかったらどうしよう……???

 新刊書のコーナーを見回します。ありません……。いや、こちらは文庫ばかりだ。新書のコーナーがあるはずだ。探してみよう……。

書店の新刊コーナーにありました
 あった! よかった。一番前にあった。
 一番上の本が少しズレて置かれています。誰かが手に取ったのかもしれません。少し安心しました。

 ここでやるべきことはひとつです。お言葉集が売れるように手を加えるのです。
 この周辺でヤバそうな本は、「ジャーナリズム崩壊」(上杉隆・幻冬舎新書)でしょうか。NHKなど大手メディアの奇妙な慣習が語られた本だといいます。過去の職場の悪口なんて面白いに決まってるじゃないですか。これはマズイ!

競合しそうな「ジャーナリズム崩壊」を隠す
 これで大丈夫だろう。ヤバい本を隠すことができた。

(なお、押井守さんが「うる星やつら」などで有名なアニメ監督であると気づいたのは、帰りの電車に乗ってからであった。ぜんぜん「大丈夫」ではなかったのだ)

 そんなこととは知らず、ご機嫌で別の書店へと向かいました。もちろん、新刊コーナーをチェックします。

新刊コーナーにない!
 あらら……。ここには置いてないのですね。困りました。奥の新書コーナーに山積みされていたものの、やはり一番に目につく新刊コーナーに置かないと!

大作家先生の前に置く
 ここはやはり、大作家の五木寛之先生を隠すことにします。これで安心です。「人情お言葉集」のベストセラー入りは間違いありません。


※このくだらない遊びに使用した本は元に戻しておきました。せっかく本を売ってくださっているのに、いたずらして申し訳ございません。よいこはマネしないでね。
posted by 絶坊主 at 16:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 裁判傍聴お役立ちグッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
販促の協力、どうもありがとうございま〜す

人情お言葉集は、じつに手堅い売れ行きを見せております。じつに手堅い…。

というより、昨年春、爆笑お言葉集の初速の売れ方が、かなりの異常さだったといえます。

「ジャーナリズム崩壊」は、かなりの強敵ですよね〜。そして、さらなる強力なベストセラーに、丁寧にモザイクをかけてもらえて、感謝感激です。

相手にとって不足なしということなんですが、まずは相手にしてもらえる水準に持って行くようにせねば。

ま、これから自分も販促に動き出しますよ。
Posted by みそしる at 2008年10月12日 01:53
みそしるさん、お世話になっております。

日本の隅々にまで本が行き渡ったようですね。大型書店で20冊見かけるのも嬉しいですが、町の小さな書店で2冊見かけるのは、もっと嬉しいです。

ちなみに、モザイクをかけたのは、出版社が違うからです。

販促うまくいくようにお祈りしております。
ま、私も売れるためなら何でもします(^^;

そうですねえ……、ギャラを全額A*G傘下の保険会社に投資するとか、相撲の控え室に潜入して八百長の打ち合わせがあるかどうかビデオ撮影するとか、大手メディアに注目されそうな販促イベントをやってみたいですね。
Posted by 絶坊主 at 2008年10月14日 08:07
はじめまして。

闇サイト殺人事件の判決ニュースで初めて近藤宏子裁判長のお姿を拝見して以来、そのあまりにも凛々しく男前?なところに一目惚れしてしまいました。

絶坊主さんも近藤裁判長に心奪われておられるという記事をどこかのサイトでお見かけしましたが、お気持ち分かる気がします。

それにしてもナマ近藤裁判長にお目にかかれる機会が多いなんて羨ましすぎます。

同じ女性として、あーいう風にはなれないけれどめっちゃ憧れますね。

どうかどうか、ナマ近藤裁判長の様子など、ぜひぜひレポートしていただけると嬉しいですねー。
Posted by サモエド at 2009年04月05日 10:27
サモエドさん、はじめまして。

近藤判事は、とても厳しい方(被告人だけでなく検察官や弁護人に対しても)という印象がありますが、他方で、熱心に説諭をされる人情味あふれる面も持ち合わせれおられます。地に足が付いたというか、所帯染みたと言いますか、被告人が実際に生活する姿を想像して、的確な発言をされると思っています。

記事にするかどうかの判断は、退屈されない読み物に(自分の実力で)書けるかどうか、という点にかかっています。
事件次第というか、運まかせです。

機会がありましたらレポートしてみますね。
Posted by 絶坊主 at 2009年04月11日 15:36
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