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2006年03月07日

日本メンテナンスによる住宅リフォーム詐欺事件1

 “初めての裁判傍聴は 有名な事件でした”

 さっそくですが、初めて傍聴した裁判について書いていこうと思います。
 初めての傍聴だというのに、到着したときには裁判が始まっていました(^^;)
 法廷の扉越しに真剣そうな声が漏れ聞こえてきて、一瞬だけ脇の下がひんやりとしました。それでも、傍聴者は遅刻早退自由と聞いておりましたので、さほどの勇気を振り絞ることもなく、扉を開けることができました。
 ただ、シーンと静まった法廷には、ゴソゴソという私のジャンパーが擦れ合う音が響いてしまいましたけれども。

 私のことはこれくらいにして、肝心な裁判の内容に移ります。
 ………、ところが途中からということを考慮しても、何だか様子がおかしいのです。
どうやら若い男性検察官が証人のおじいさんに主尋問(証人を呼んだ側の尋問)を行っているらしいのですが…
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《日本メンテナンスによる住宅リフォーム詐欺事件》
【詐欺】『証人尋問』

2月○○日
名古屋地方裁判所903号法廷
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☆★登場人物★☆

男性の検察官
(20代〜30代ぐらい。昔勤めてた工場にいた人に似てました)
女性の検察官
(20代〜30代ぐらい。こちらも昔勤めてた工場にいた人に似てました。見かけはごく普通の人です)
Aさん
(証人。70代以上と思われる男性です。白髪交じりで短髪。めがねをかけてました。この事件の被害者)
Oさん
(被告人。20代ぐらい。意外とかわいらしいお顔でしたが、真っ白なジャージを着ていたため、むしろヤンキーっぽく見えてしまった)
弁護士
(20〜30代ぐらい。男性。顔は貴乃花親方に似てました)
裁判官
(40〜50代ぐらい。男性。俳優の清水省吾さんを少し若返らせた感じ)





検察官:「日本メンテナンスのOさん(被告人)から、工事の説明はしてもらいましたか?」
証人 :「何も聞いとらんと思うけども」
検察官:「東海地震に関するビデオを見せて説明はうけましたか?」
証人 :「ビデオを見せられた」
検察官:「その時、Oさんが何か説明しませんでしたか?」
証人 :「Oはしゃべらん。若い衆が説明しとった」
検察官:「若い衆はどのような説明をしたのですか?」
証人 :「地震が来ても大丈夫だと言われた」
検察官:「あちら(被告人席)に、三人の男性が並んでいますが、真ん中の人は若い衆ですか?」
証人 :「はい、『この金具を付ければ大丈夫』と言った」

 日本メンテナンスってどこかで聞いたことがあるなと思いました。確かリフォーム詐欺事件の報道で聞いた名前だったかな、有名な事件だから初めて傍聴する私には荷が重いなあ…などと思ってました。
 検察官としては、O被告が「この家は東海地震で倒壊しますよ。壊れるのが嫌ならこの工事を受けるしかないよ」と、証人に言ったという証言を引き出したいのだろうと思います(ややこしい文章で済みません)。
それと、最後の質問の補足をします。被告人席の真ん中には、ふっくらとしたかわいい感じの顔立ちで白いジャージーを着た、20代ぐらいの男性が座っていました。後で分かったことですが、彼がO被告でした。検察官としてはAさんに、O被告がウソの説明をしたと、はっきり証言してもらいたいのでしょう。ところが、Aさんの記憶は混乱しているようで、O被告はしゃべっていないと証言しました。さらに、O被告が別の若い社員であると、間違えています。傍聴席からはかすかな失笑が漏れたように思います。
 その時、私はリフォーム詐欺事件の報道を思い出しました。確か、認知症や知的障害者の方をだまして、ムリヤリ契約させたと、新聞に書いてあったと記憶しています。ということは、この証人も認知症かもしれません。そうでなくとも、疲れやすいお年寄りにとって、衆人環視(私がいるから?)のなか、矢継ぎ早に繰り出される質問に的確な答えを返すことは難しい場合もあるのでしょう。

そうそう、話を戻しまして、被告人の左右に座る人物をご紹介しておきます。
O被告の右側は、50〜60代と思われる男性で、風貌が“ダフ屋のおっちゃん風”な方です。左側の人は30代ぐらいで大リーガーのイチロー選手にそっくりなナイスガイ。何でイチローがここに? って一瞬思いました。このお二人が誰なのか、最後まで分かりませんでした。たぶん、弁護側が用意した証人なのだろうとおもいます。
 被告人席に座る三人は、けっこう男前だと思うのですが、どことなく堅気ではな……いやいや根拠のない主観や思いこみで書いてはいけませんね。今の発言を撤回します。
 「撤回します」と言えば、こんなシーンがありました。

検察官:「Aさんは、ごにょごにょ云々……いや、すみません。今の質問を撤回します」

 実際に「ごにょごにょ云々」と言ったわけではありません。私が聞き取れなかっただけです。
 それはともかく、間違えたらいちいち報告しないといけないのですね。よくよく考えれば当たり前なのですが、実際に見るまで知りませんでした。赤かぶ検事には、こんなシーンありませんし。

検察官:「Aさんは、日本メンテナンスのOさんがくる前、地震で家が壊れるという心配をしていましたか?」
証人 :「以前は、心配しとらなんだけど」
検察官:「工事は必要ないと言わなかったのですか?」
証人 :「必要ないと言ったけども、世間話されてごまかされた。金具を付ければ大丈夫だと言われた」
検察官:「いりませんと、断らなかったのですか?」
証人 :「断るまもなく入って来ちゃうもんで。地震に大丈夫だって言うから」
検察官:「○月×日にAさんのお宅に警察が来ましたね?」
証人 :「来た」
検察官:「警察の方になにか言われませんでしたか?」
証人 :「余分な金具付けとるって言われたよ」
検察官:「どう思われましたか?」
証人 :「だまされた、失敗したなと思った」
検察官:「Aさん、疲れてないですか?」
裁判官:「もし、疲れて話が十分できないなら言って下さいね」

 このとき私は初めて裁判官が発言する姿を目にしました。最初の発言で、エラそうな裁判官のイメージも、一変しました。あまりにも口調がぶっきらぼうで、面倒くさそうな言い方に聞こえちゃったもので。ただ、人間くさい一面をかいま見られたようで、ちょっとだけ好感度が上がりました。

検察官:「資料○○号(忘れた。たぶんこんな言い方)の配布許可を求めます」
 それに対する裁判官らの応対は忘れました。ごめんなさい。
検察官:「これは、Aさんが日本メンテナンスと結んだ、天井裏工事の契約書ですね?」
証人 :「はい、ああ天井裏の」
検察官:「日本メンテナンスのK(本名、以下略)さんが営業担当者ですけれど、KさんはAさんのお宅にどのようにして上がったのですか?」
証人 :「屋根裏をちょっと見せて下さいって」
検察官:「これは何のための工事ですか?」
証人 :「地震の時、屋根がつぶれるといけないからって言っとった」
検察官:「Kさんが『屋根裏を見せて下さい』と言った時に、Aさんに対して『地震対策の工事をする営業です』という説明はありましたか?」
証人 :「ないですよ、ただ『屋根裏を見せて下さい』って言うだけで」
検察官:「その後、日本メンテナンスと水道工事の契約も結ばれていますね?」
証人 :「はい」
検察官:「どうして水道工事をしてもらおうと思ったのですか」
証人 :「パイプが腐っとると言われた」
検察官:「どのパイプが腐っていたのか、問題の箇所を見せてもらいましたか?」
証人 :「見せてもらっとらんよ」
検察官:「Aさんは、耐震工事と補強工事の区別は付きますか?」
証人 :「わからん」
検察官:「Aさんは、認知症という言葉を聞いたことがありますか?」
証人 :「わからん」
検察官:「あ、Aさんごめんなさいね。では、金具での補強を頼みましたか?」
証人 :「たのんどらん」
検察官:「Aさんは、一番高い工事をして下さいと、頼みましたか?」
証人 :「全然たのんどらん」
検察官:「Aさんは○月×日に、検察庁のS検事とお話をされましたね?」
証人 :「話はした」
検察官:「そこでお話した内容を、S検事から読んでもらいましたか?」
証人 :「はい」
検察官:「その時パソコンでプリントアウトした紙がこちらですが(資料を見せる)、署名はご自分のものですか?」
証人 :「はい」
検察官:「印鑑もご自分のものですか?」
証人 :「はい」

 ここまで来たところで、検察官が求刑ならぬ休憩を要求しました。証人が疲れているようなのでとの理由です。
 私はなんだか気の毒になってきました。Aさんは、まだまだ大丈夫と仰るのでしょうけれど、後ろ姿からも明らかな疲労の色が見て取れます。休憩をとりに法廷を後にする足取りは重く、引きずるような一歩一歩の歩幅がとても狭かったように見えました。
 そういえば新聞に、一度リフォーム詐欺業者と契約をすると、カモとして目を付けられ、複数の契約を結ばされると、書いてありました。Aさんの証言から想像すると、日本メンテナンスは、典型的リフォーム詐欺を行ったように思えます。
 ただし、今のところ日本メンテナンスは、罪を否認しているようです。
 従って弁護側が呼ぶ証人も見ておきたいところです。

 あと、途中で見学らしき学生風の集団がごっそり退席されたのですが、いつだったのか忘れてしまって書けませんでした。法廷の雰囲気が変わる重要な場面だったので残念です。なかなかうまく書けないものですね。

 さて、長くなりましたので、休憩明けの続きは次回以降に書きます。
 次回は、優しい口調の癒し系(?)女性検察官が登場します。
posted by 絶坊主 at 14:30 | TrackBack(0) | 騙した事件(裁判傍聴記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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