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2006年03月08日

日本メンテナンスによる住宅リフォーム詐欺事件2

 日本メンテナンスによるリフォーム詐欺事件の裁判の続きをお伝えします。
 ただし、先に書いておきますが、事件の証拠となるような証言は得られませんでした。

 過去の記事はこちら
http://chisai.seesaa.net/article/14361893.html
 
 被害者のおじいさんを呼んでの証人尋問は証人の疲労により5分程度の休憩をとりました。お年を召している証人にとって、知らない人たちに囲まれて矢継ぎ早に繰り出される質問に要領よく答えなければならない証人尋問は、辛いことだろうと思います。
 休憩時間が終わり裁判官が戻ったとき突然全員が立ち上がって礼をしました。一瞬の出来事で一体何事かとウロこいてしまいました。我に帰ったときには、みんな礼が終わってましたので、仕方がなく座ったまま礼をしました。特に号令もありませんでしたし、慣例のようなものでしょうか。ま、座ったままでも叱られませんでしたので、気にしないことにします。
 
 主尋問の続きで、女性検察官に交代していました。この検察官は、小さい子に話しかけるような優しい語り口で、証人の記憶を引き出そうとします。聞いている私の心まで癒されました。なにより、ゆっくりしゃべってくれたのでメモをとりやすかったです。

 いきなり最初に、初 “異議あり!” を、体験しました。ただし、ここの記憶が曖昧なためセリフが全然違うかもしれません。

検察官:「日本メンテナンスのM(被告人)さんがA(証人)さんのお家に来たとき、床下に入ってきましたよね?」
弁護人:「先ほどの質問と内容が同じです。重複質問に当たるのではないでしょうか?」
検察官:「別の質問に関係する確認事項ですので、重複質問には当たりません」
裁判官:「許可します」

 裁判官の言う「許可します」がどちらに対する許可なのか分からなくて混乱しました。とはいえ、そのまま検察官の質問が続いたので、弁護人の意見は通らなかったのだと分かりました。

【注意事項】
 この記事は、私が裁判傍聴時に必死こいてとったメモを元に、なんとか記憶を辿って書いたものです。もしかしたら、実際に裁判で起こったことと全然違うかもしれません。また、私に法的な知識はありません。
 私の偏った思いこみや思想が文章に紛れ込んでいるかもしれません。極力避けるように努力します。ご了承下さい。
 この記事が事件の真実を言い当てることなどございません。
 無いとは思いますが、無断転載はご遠慮下さい。引用やリンクは法的に認められた範囲でご自由にどうぞ。記事への直リンクもご自由に。

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《日本メンテナンスによる住宅リフォーム詐欺事件》
【詐欺】『証人尋問』

2月○○日
名古屋地方裁判所903号法廷
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☆★登場人物★☆
男性の検察官(20代〜30代ぐらい。昔勤めてた工場にいた人に似てました)
女性の検察官(20代〜30代ぐらい。こちらも昔勤めてた工場にいた人に似てました。見かけはごく普通の人です)
Aさん(証人。70代以上と思われる男性です。白髪交じりで短髪。めがねをかけてました。この事件の被害者)
Oさん(被告人。20代ぐらい。意外とかわいらしいお顔でしたが、真っ白なジャージを着ていたため、むしろヤンキーっぽく見えてしまった)
弁護士(20〜30代ぐらい。男性。顔は貴乃花に似てました)
裁判官(40〜50代ぐらい。男性。俳優の清水省吾さんを少し若返らせた感じ)




検察官:「デジカメをテレビに映して説明してくれましたよね?」
証人 :「はい」
検察官:「どんな説明を受けたのですか?」
証人 :「金具を付ければ地震が来ても大丈夫と言われた」
検察官:「金具が付いたら、Aさんの家がどうなるのかという説明はありましたか?」
証人 :「なかった」
検察官:「工事の内容がどういう内容なのか、Aさんから訊きませんでしたか?」
証人 :「覚えてないかもしれない」

 ここで “ちょっと若めの清水省吾” こと裁判官から質問。その顔のおかげで神経質そうな口調に思えてしまいます。

裁判官:「覚えてないかもしれないというのはどういうこと? 訊いたか訊いてないか覚えてないの?」
証人 :「訊いたと思うけど、ちょっと今は思い出せない」
裁判官:「訊いたかもしれないけど、覚えてないということね」

 この後、検察官は持てる癒し力を駆使して、証人の記憶に迫ろうとするのですが…。

検察官:「Aさんから、『金具を付けても意味ないのでは?』と、訊かなかったかな?」
証人 :「言ってないと思う。思い出せない」
検察官:「工事の後はどう思っていましたか?」
証人 :「大丈夫と思った」
検察官:「金具が地震にとって大丈夫だよっていう話し合いはしなかったかな?」
証人 :「地震が来ても大丈夫だよと言われた」
検察官:「その『大丈夫』っていうのは、家がつぶれないという意味ではなかったんじゃないかな?」
証人 :(メモ無いため証言不明)
検察官:「阪神大震災の話はされなかったかな?」
証人 :「若い衆とした。震度7がきても大丈夫と」
検察官:「その『大丈夫』について具体的に説明はありませんでした?」
証人 :「ただ大丈夫と」
検察官:「○月×日に、Aさんのお宅に警察が来ましたよね。何か言われませんでした?」
証人 :「『無駄なものがある』と言われた」
検察官:「言われてどう思ったかな?」
証人 :「だまされた。失敗した」
検察官:「Aさんは今、年金暮らしですよね。月に10日間だけ働いてらっしゃいますけども、収入はどうですか?」
証人 :「収入は少ない」
検察官:「日本メンテナンスに400万円を工事の代金として支払ってらっしゃいますけど、Aさんにとって400万円はどんなお金ですか?」
証人 :「大きいお金」
検察官:「それなのにどうして工事をお願いしたの?」
証人 :「そんなにかかるとは思わなかった」
検察官:「契約時には分かったでしょう?」
証人 :「無理をした」
検察官:「ではなぜ無理をしてまで?」
証人 :「来て金具くっつけて行っちゃったからしょうがない」
検察官:「今日、2月○○日ね、忘れちゃったかな?」
証人 :「忘れた」
検察官:「警察官や検事に訊かれたときは? 覚えてた?」
証人 :「どっちも……、 分からん…(笑)」
検察官:「S検事に話したことはどうですか? S検事にあった時点で、覚えていることを話しましたか?」
証人 :「はい」
検察官:「作り話はしてない?」
証人 :「はい」
検察官:「S検事とお話をした後、Aさんがお話しした内容を、パソコンでプリントアウトしてもらいましたね。内容に間違いなかったかな?」
証人 :「はい」
検察官:「Oさんの話をS検事にしましたか?」
証人 :「覚えがない」
検察官:「Oさんがデジカメの画像を見せて『このままだと家が壊れる』と言った話をS検事に話したか覚えてない?」
証人 :「覚えてない…、ちょっと」
検察官:「K(日本メンテナンスの元社員と思われる)さんに、『屋根裏もやったほうが…』と言われたことは?」
証人 :「それは言ったかな、ちょっと覚えてない……。検事さんには言わなんだ。警察には証拠をとってあると言われた」
検察官:「S検事に話してないかな?」
証人 :「話しとらんと思うけどな」
検察官:「誰からも何も言われてないのに、地震で家がつぶれると思ったの?」
証人 :「金具を付ければ大丈夫と言われたもんだで」
検察官:「4月○○日に日本メンテナンスの人に『このままだと地震で家がつぶれる』と言われたと、検事に話したかな?」
証人 :「訊かれたので言った」
検察官:「今の記憶はどうかな?」
証人 :「覚えてない」
検察官:「若い衆じゃなくて、O本人が言ったこと覚えてない?」
証人 :「覚えない」
検察官:「プリントアウトを読んでもらって、意味の分からないとこあったかな?」
証人 :「分からないとこあった」
検察官:「どういうとこ? 計算をして下さいとかかな?」
証人 :「計算分からなかった」(このあたりで傍聴席からかすかな失笑)
検察官:「意味の分からないところと言うのは、そういうところじゃないかな?」
証人 :「そうだったと思う」
検察官:「計算ではなくて、工事の内容については分からないところあったかな?」
証人 :「……もごもご(聴きとれず)……」
検察官:「S検事はプリントアウトについて説明してくれたんですか?」
証人 :「してもらったがわからん。難しいこと言われると分からんようになってまう」
検察官:「そもそもAさんは、私の質問が分かりますか?」
証人 :「ちょっと分からん……。もう考えれん」

 ここで検察官は裁判官に対して
「この証人は、疲れてくると何にでも『わからん』と言ってしまう傾向があります」
 と言って休憩を要求。
 裁判官は弁護人に対して
「反対尋問は今日中にできそうもないけれど日をあらためて行ってもいいですか?」
 と確認。弁護人は次回以降に延ばしても良いとの旨を伝え合意。
 これによって再び休憩をとることとなったが…。

検察官:「私の質問を聞いて思い出して話すことができますか?」
証人 :「ちょっとムリだわ」

 残念ながらAさんの体力がもちませんでした。というわけで、これからどうするかを話し合います。
検察官:「きちんと証言できないようなので、続行について検討して下さい」
弁護人:「異議あり、主尋問反対尋問ともに今日行う段取りでした。また被告人の勾留も続くことになりますので、今日中にして下さい」
裁判官:「きちんと証言できないと言ってるけどいいの?」
弁護人:「それはこちらで精査しますので構いません」
検察官:「証人は大勢の人前で緊張してしゃべれないようですので、非公開のほうがストレスが少なくてよいのですが」
弁護人:「主尋問だけを公開で行うというのは不公平ですので、憲法に則って公開で行うことを要求します」
裁判官:「では公開で」

 ただし、日を改めて行うことになりました。
 弁護人の都合がつかず次回の予定に手間取ったため、別の法廷で行われることになりました。検察官と弁護人が両サイドで手帳(といっても帳面サイズ)をパシャパシャめくる光景は迫力ありました!
 次回使われる法廷は、ちょっと小さめなのだそうです。Aさんの負担が少ないことを祈っています。
 私は、残念ながらその日に重要な用事が入ってしまったため、傍聴できそうもありません。仕方がないので、また別の機会をねらいます。


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《日本メンテナンスによる住宅リフォーム詐欺事件》
 お年寄り宅の床下に無料点検と称して入り込み、「地震が来るとつぶれる」などと不安をあおり、効果のない耐震工事契約を結ばせた疑い。
 被告人のOは日本メンテナンスの元営業本部長。
 06年2月には、社員に勤務態度をめぐって暴行を加えた疑いで、再逮捕されている。
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posted by 絶坊主 at 18:05 | TrackBack(0) | 騙した事件(裁判傍聴記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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